

わたしの宇宙
ときどき、自分が海に漂っているような想像をする。 海の中で漂う微生物のように、潮の流れを知らずに生きている。 それくらい、自分が小さく感じ、同時に世界の大きさを知る。 自分という範囲が、いかにちっぽけなものであるか。 言葉というもので育ってきた人間の営みさえ、小さなことに思える。 自分が憂いているもの、感情を持つもの、してきたこと。 そういうものが宇宙という視点でみたときに、燃える星の輝きにも満たない、その百分の一のかけらくらいのものなのだと。 けれど、私には、私の中にあるもの、周りのもの、それが月のようで星のようで、金星のようで、太陽。あなたは紛れも無く熱く輝く太陽であり、あの子は一等星。みんなそれぞれキラキラと、天体みたいに存在している。 それから、わたしの未来はブラックホールで、過去は地球。 そういうものがわたしのからだの中に広がっている。 最近、誰かと宇宙の構造があらゆるものすべての構造だ、という話をした。 多分、私たちも宇宙の一部でそれはとてつもなく小さいかもしれないが、確かにそれぞれが宇宙なのだ。 今日も読んでいただきありがとうござい
11月12日








