

言葉の濾過
何か答えを求められたとき、すぐに応えることができない。 多くの場合は、1日かけてゆっくり、返答の言葉を考えてしまう。 それは少し前にある人から 「あなたはライターなのに言葉に重みがない」 と言われてそれがずっと、のどの奥に詰まっている。 もちろんプライベートの中で、わたしはライターじゃない。 だから、本当は気にしなければいいのかもしれない。 ライターであることと、言葉に重みがあることはイコールじゃない。 理解はしているし、そうすればずいぶん楽だろうなとも思う。 それでもわたしの人生というのは いつでも書き手で、紡ぎ手。 何かをそのまま受け取るだけということはできない。 だから結果的に言葉を使う場面で、 ひとつの大きな後遺症となっている。 ただ、これは悲観的に見るべきではなく、 むしろこれがわたしたらしめる言葉を生み出す機能でもあるのかもしれない。 わたしは言葉をすぐに取り出せない分、 長い時間をかけて、ゆっくり精製する。そして生成する。 このわたしの中にある、ながいながい濾過の過程こそ、 わたしがライターをやっていくなかで守るべき領域なのだろうと
23 分前
